実習生が捉えた保育現場における戸外遊びの実施状況

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  • The situation of outdoor play recognized by student teachers at kindergartens
  • ジッシュウセイ ガ トラエタ ホイク ゲンバ ニ オケル コガイ アソビ ノ ジッシ ジョウキョウ

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抄録

保育現場以外での戸外遊びが減少しつつある今、保育者が担う重要な役割について、保育者養成段階から課題意識を高めていくことが求められる。その第一段階として、本研究では、学生が教育実習(幼稚園)において戸外遊びに関してどのような経験をしてきたかを調べた。戸外時間の実施状況について振り返りをさせた結果、戸外遊びが行われている時間は、園によってばらつきがあり、全く行っていない園がある一方で、幼児期運動指針が掲げている望ましい一日の身体活動時間とされる60 分以上を戸外遊びだけで満たす園もみられた。実習園によって学生が経験する戸外遊びには、少なくとも時間的には相当の幅があると考えられる。また、保育時間以外に戸外遊びを実施している園では、そうではない園よりも、保育時間内での戸外遊び時間が短かった。保育時間以外に戸外遊びを実施することによって、子どもが戸外で体を動かす時間を確保しようとしている可能性も示唆された。

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