日光火山群東方地域に分布する中・後期更新世テフラ : 日光火山群の噴火史

書誌事項

タイトル別名
  • ニッコウ カザングン トウホウ チイキ ニ ブンプスル チュウ コウキ コウシン
  • Middle-late Pleistocene pyroclastic air-fall deposits in the eastern region of the Nikko volcano group, northeastern Japan Eruption history of the Nikko volcano group

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説明

日光火山群は東北日本, 栃木・群馬県境に位置し, 女峰・赤薙火山と男体火山の2つの成層火山と, いくつかの溶岩円頂丘から成る。本論文では日光火山群東方地域に分布する降下火砕物を明らかにし, テフロクロノロジーを用いて日光火山群の噴火史を組み立てた。日光火山群の噴火史をまとめると次のようになる : 約30万年〜15万年前, 女峰・赤薙火山の爆発的噴火。この間のプリニ-式噴火による降下火砕物の噴出量は約11km^3である;約15万年〜10万年前 : 女峰・赤薙火山の小規模な噴火;約10万年〜7万年前, 女峰・赤薙火山の爆発的噴火。この間のプリニ一式噴火による降下火砕物の噴出量は約6km^3である;約7万年〜2万年前, 爆発的噴火の休止期間あるいは溶岩円頂丘の形成;約2万年〜1万年前, 男体火山の爆発的噴火。この間の降下火砕物の噴出量は約11km^3である。

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