書誌事項
- タイトル別名
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- The relation between the components of executive function and inference of feeling in young children
- ヨウジキ ニオケル ジッコウ キノウ ト タシャ カンジョウ リカイ ノ カンレンセイ
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抄録
これまでの研究では、幼児期の実行機能を、課題実施で査定してきた。しかし、日常場面における行動特徴から客観的に判断できる尺度の必要性も指摘されている。本研究の目的は、保育者評定による実行機能尺度の作成および妥当性検証と、他者感情理解と実行機能の関連を明らかにすることである。幼稚園に通う年中児および年長児79名に個別実験を、その担任保育士9 名を対象に質問紙調査を行った。その結果、保育者評定によって実行機能を測定する15項目からなる尺度が作成された。年中児と年長児の間に有意な発達差がみられ、一定の妥当性が得られた。また、実行機能と他者感情理解課題との関連を検討した結果、認知の柔軟性とワーキングメモリーが、状況情報に基づく感情理解課題との間に有意な相関を示した。ここから、ある状況下にある他者の感情を理解することと、実行機能に何らかの関連があることが示唆された。また、共感性課題と実行機能の下位カテゴリーすべてに有意な相関がみられたことから、相手の感情を理解したうえで応答的に感情反応を示すことには、抑制機能を含めた、実行機能が多面的に関係していることが示された。
収録刊行物
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- 大阪大学教育学年報
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大阪大学教育学年報 16 59-71, 2011-03-31
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224805143680
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- NII論文ID
- 120004846932
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- NII書誌ID
- AN1055404X
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- DOI
- 10.18910/12748
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- HANDLE
- 11094/12748
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- NDL書誌ID
- 11074374
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- ISSN
- 13419595
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles