日本語特有の謙譲表現・気遣いの表現をどう英訳するか : 日→英通訳の授業で現れる問題点を考える

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  • ニホンゴ トクユウ ノ ケンジョウ ヒョウゲン キヅカイ ノ ヒョウゲン ヲ ドウ エイヤク スルカ ニチ エイ ツウヤク ノ ジュギョウ デ アラワレル モンダイテン ヲ カンガエル

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筆者は、大阪外大時代から10年以上に渡って、本センターの外国人留学生に日英間の通訳・翻訳を教えてきた。この間半年ごとに替わる、多国籍・多民族からなる留学生クラスからはさまざまなことを学んだ。その一つに、日本語・日本文化にしかないと思われているようなことは他国にも少なからず存在する、ということがある。東アジア全体、特に韓国・中国と比較して日本が独自だと思えることは、非常に少ないようだ。本稿で取り上げる日本語の謙譲表現、気遣い表現もどこの国・文化にも見られるといっていい。しかし、過去の留学生達との度重なる対話から、日本ほど、過剰に謙譲表現・気遣い表現を使用する国はまず無い、と確信するようになった。それは、フォーマル・スピーチの日→英通訳における「障害」となっても現れている。本稿では、日本語特有の謙譲表現・気遣い表現を、日→英通訳の視点から整理し、どう訳されているか、どう訳すべきかを考察したい。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390009224805394432
  • NII Article ID
    120005478455
  • NII Book ID
    AA12420075
  • DOI
    10.18910/50786
  • HANDLE
    11094/50786
  • ISSN
    24239410
  • Text Lang
    ja
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • Data Source
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles

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