心表面高周波アブレーション法を用いた迷走神経心臓枝の選択的遮断に関する研究

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タイトル別名
  • Inhibition of vagal bradycardia by selective epicardial radiofreqencyablation for vagal input to SA and AV nodes
  • シン ヒョウメン コウシュウハ アブレーションホウ オ モチイタ メイソウ シンケイ シンゾウシ ノ センタクテキ シャダン ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

迷走神経の過剰興奮に起因する除脈の発症予防を目的として,心表面高周波アブレーション法を用いて迷走神経洞結節枝及び房室結節枝の選択的遮断を試みた。右肺静脈―左心房流入部の脂肪組織(以下PVFP)および下大静脈右心房流入部―左心房間の脂肪組織(以下IVC-ILA)の焼灼により頚部迷走神経刺激による洞性除脈および房室ブロックは誘発されなくなった。またIVC-ILAの焼灼により右心房前壁における迷走神経刺激による有効不応期の短縮度が低下した。慢性実験においては8週後まで遮断効果は持続した。以上より,本方法は徐脈性不整脈に対する新しい外科治療になりうる可能性が示唆された。

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