書誌事項
- タイトル別名
-
- ナツメ ソウセキ 『 コウニン 』 ロン : アイ ト エゴイズム
この論文をさがす
説明
夏目漱石の『行人』は、一九一二年一二月六日から翌年一一月五日まで「朝日新聞」で連載された長編小説である。長野家の長男で大学教授の一郎は、妻である直のスピリットを掴めずに苦悶し続けるのだが、一郎自身は直のことを愛していたかは明確には描かれていない。また直の本心もはっきりと描かれていない。本論文は、直は一郎を愛していたのか、一郎は直を愛していたのかを検証するため、直の方面と、一郎の方面から本文の順序に沿って考察を進めていく。また、一郎の思う愛はどのようなものだったのか明らかにしたい。そして、一郎は果たしてどうなるのかを考えていきたい。
収録刊行物
-
- 富大比較文学
-
富大比較文学 6 27-39, 2013-12-12
富山大学比較文学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390009224806410624
-
- NII論文ID
- 120005456364
-
- NII書誌ID
- AA12454430
-
- HANDLE
- 10110/12837
-
- NDL書誌ID
- 025427003
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可