堀辰夫『ふるさとびと』におけるシュティフター受容研究 : 『深林』を通して

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  • ホリ タツオ 『 フルサトビト 』 ニ オケル シュティフター ジュヨウ ケンキュウ : 『 シンリン 』 オ トオシテ

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作家、堀辰雄の代表作には『風立ちぬ』や『菜穂子』といった小説が挙げられ、自身も日記に「我々は《ロマン》を書カナケレバナラヌ」と記すほど小説の創作にこだわっていた。堀辰雄の最後の小説は一九四三年一月に雑誌「新潮」で発表された『ふるさとびと』だった。『ふるさとびと』は『楡の家』、『菜穂子』とまとめて『菜穂子』三部作とも称される。そこで、『ふるさとびと』を軸とした作品研究を行うことを本論文の第一の目的とする。第二の目的は、外国文学の受容である。特に私が注目するのがオーストリアの作家、アーダベルト・シュティフター(一八〇五~一八六八)である。今のところシュティフターから辰雄に与えられた影響を研究した論文は見当たらない。よって、辰雄のシュティフター受容をこの論文の第二の目的とする。そのためシュティフターの『Der Hochwald』と辰雄の『ふるさとびと』の比較研究を行う。

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