「からかい」や「いじめ」と比較した「いじり」の特徴
書誌事項
- タイトル別名
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- Characteristics of ijiri as compared with teasing and bullying
- カラカイ ヤ イジメ ト ヒカク シタ イジリ ノ トクチョウ
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説明
原著
近年、若年者を中心とした対人コミュニケーションのなかでいじりという言葉が用いられる場面がある。本研究では、対人行動におけるいじりとはどのような特徴をもつ行動と認識されているのかについて、類似する行動と考えられるからかいやいじめとの比較を通じて検討した。初めに自由記述による予備調査を実施し、いじり、からかい、いじめがもつ概念的特徴を見出した。そのうえで、本調査では、第三者の立場から、いじり、からかい、いじめにおいて、それらの概念的特徴がどの程度あてはまるのかを評価させた。その結果、いじりは他の2つの行動に比べ、好意や互いが仲良くなりたいといった肯定的な特徴をもちつつ、悪意や受け手をバカにするといった否定的な特徴をもたないと評価されていた。このことから、いじり行動はからかいやいじめ行動と比較して、それぞれの意図性などをもとにして異なる特徴をもつと認識されていることが示された。
収録刊行物
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- 対人社会心理学研究
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対人社会心理学研究 17 7-13, 2017
大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224809762816
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- NII論文ID
- 120006366888
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- NII書誌ID
- AA11550166
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- DOI
- 10.18910/67190
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- HANDLE
- 11094/67190
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- NDL書誌ID
- 028196772
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- ISSN
- 13462857
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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