がん看護専門看護師の資格を有した総合大学教員の A 病院における活動-臨床の看護実践の向上を目指して-

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タイトル別名
  • ガン カンゴ センモン カンゴシ ノ シカク オ ユウシタ ソウゴウ ダイガク キョウイン ノ A ビョウイン ニ オケル カツドウ : リンショウ ノ カンゴ ジッセン ノ コウジョウ オ メザシテ

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抄録

本稿の目的は,がん看護専門看護師の資格を有した総合大学教員のA 病院における活動を明らかにすることである.A 病院における活動記録(8 ヵ月間)を分析した結果,がん看護専門看護師の資格を有した総合大学教員は、週1 回程度で活動していた。その活動の中心は相談であった.相談内容は,「がん患者の意思決定支援」「がんに伴う身体的苦痛の緩和」「がん患者の心理的苦痛の緩和」「がん患者 の家族ケア」「がん化学療法看護」「がん看護・医療に関する管理・システム」「看護部の倫理的取り組み」「がん患者の在宅移行支援・地域連携」「亡くなったがん患者の振り返り」「がん患者とのコミュニケーショ ン」などであった.がん看護専門看護師の資格を有した総合大学教員のA 病院における活動においては,相談者のコンサルテーションニーズに応えるとともに教育的支援が重要であることが示唆された.がん看護専門看護師の資格を有した総合大学教員が,専門分野に関連した活動を定期的に行うことは,がん看護実践と看護教育を統合させながら,がん看護実践の質向上と看護教育の双方に貢献できると考える.

identifier:http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/476

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