書誌事項
- タイトル別名
-
- フトウコウ オ シュソ ト シタ アスペルガー ショウガイ ノ アル ダンシ チュウガクセイ ノ トウコウ フッキ ニ ムケタ ガッコウ ・ チイキ ノ シエン
この論文をさがす
説明
type:text
本研究では、特別支援学校のセンター的機能を果たし、不登校を主訴とするアスペルガー障害の男子中学生Aの登校復帰を支援した事例を取り上げ、その詳細を検討している。登校復帰にはAの特性を踏まえて、(1)対人的なかかわりの成功体験の蓄積、(2)Aの特性に配慮したかかわり方の支援、(3)適切なかかわり行動の自発を促し適応を高めるための環境調整、といった3つの観点から支援が方向づけられた。支援の実行には、Aが通室した適応指導教室のB専門員をキーパーソンとして、在籍する中学校の管理職、通常学級の担任、相談員、教育委員会特別支援教育担当指導主事といった多くの人がかかわっていたが、いずれも(1)から(3)の方向づけに従って連携しつつ、それぞれの立場からA及びAの母親を支援した。結果として、本人の実態に応じた環境の調整が図られ、それに応じてAも登校復帰を果たすことができた。考察においては、仮説に基づく介入とAの変容との関連、Aの実態把握や指導のあり方、Aに対する今後の対応について議論されている。
収録刊行物
-
- 埼玉大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 = Journal of Integrated Center for Clinical and Educational Practice
-
埼玉大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 = Journal of Integrated Center for Clinical and Educational Practice 14 33-40, 2015
埼玉大学教育学部
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390009224813618048
-
- NII論文ID
- 120006388147
-
- NII書誌ID
- AA11948173
-
- NDL書誌ID
- 026600875
-
- ISSN
- 13477420
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles