<資料>雇用形態による労働者の健康管理活動の実態

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  • 雇用形態による労働者の健康管理活動の実態
  • コヨウ ケイタイ ニ ヨル ロウドウシャ ノ ケンコウ カンリ カツドウ ノ ジッタイ

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抄録

雇用形態及び事業所種別の観点から,正規・非正規労働者における健康管理活動の実態と課題を明らかとすることを目的とした。調査対象は,A県内の派遣先・一般派遣元・特定派遣元の計628社であり,アンケート郵送法による調査を実施し,計257社から回答が得られた(有効回収率40.9%)。調査の結果,雇用形態の種別における保健指導の実施及びメンタルヘルス対策の実施割合に有意差はみられなかったが,非正規において低い傾向がみられた。また,保健指導では派遣先非正規で「疾患の予防方法」が有意に低く,特定派遣元非正規で,「疾患の予防方法」,「健診結果の読み方」が有意に低かった。メンタルヘルス対策では,派遣先非正規で「専門医院への受診促進」,「休業の促し」が有意に低かった。以上のことから,産業看護職には非正規に対する心身の健康管理対策に加え,事業主に対する理解促進や協力機関との連携の必要性があることが示唆された。

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