書誌事項
- タイトル別名
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- ショウレイ ホウコク キシュ セイ ハイノウホウ ニ リンセツシテ ハッショウシタ タメ シンダン ガ オクレタ センヘンペイ ジョウヒ ガン ノ 1レイ
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説明
症例は68歳男性。左下葉気腫性嚢胞を認めfollow中、左下肺野に異常陰影を指摘され、原発性肺癌が強く疑われ、左肺下葉切除・R2aリンパ節郭清術施行。poorly differentiated adenosquamous cell carcinoma. p-T2N2M0(p2,n2)Stage III Aだった。気腫性肺嚢胞と肺癌の関連について、肺癌罹患率は健常人の32倍と報告され、発生部位は右上葉、肺葉の中では特に末梢部に多いと報告されている。組織型は、腺癌が半数以上を占め、腺扁平上皮癌は3)希である。発生機序については、1、癌による肺胞の破壊と、チェックバルブによる嚢胞の形成。2、肺嚢胞発生後に、肺胞上皮の扁平上皮からの化生、嚢胞壁のはん痕からの発癌、嚢胞内への癌原物質の停滞貯留による発癌。との報告がある5)6)。また、Woodringらは、嚢胞壁4mm以下--92%が良性疾患、5~15mm--49%が悪性疾患15mm以上--95%が悪性疾患と報告しており、早期発見、診断、治療の一つの手段として有効と思われる7)。初回受診時、気腫性肺嚢胞壁の肥厚を認めた本症例は、早期に悪性疾患を念頭におき、精査を行うべきだったと反省させられた。
収録刊行物
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- 山梨肺癌研究会会誌
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山梨肺癌研究会会誌 11 (1), 15-18, 1998
山梨肺癌研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224817273216
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- NII論文ID
- 110000537433
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- NII書誌ID
- AN10355815
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- ISSN
- 13417053
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles