小学校外国語活動の現状と課題への一考察 : 島根県教員へのアンケート調査から

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  • ショウガッコウ ガイコクゴ カツドウ ノ ゲンジョウ ト カダイ エ ノ イチ コウサツ : シマネケン キョウイン エ ノ アンケート チョウサ カラ

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抄録

今春より小学校5・6年生を対象に外国語活動が必修化された。小学校への英語(外国語)の導入は、20年以上前から検討されていたが、教育現場がますます多忙になり、また小学校教員で英語の免許を所持する割合は1割以下である現状の中で、様々な課題が浮上している。外国語活動の現状と課題を部分的にでも把握することによって、外国語活動が子供たちにとっても教員にとってもよりよい活動になる為の支援や課題の解決策を探ることを目的として、筆者らは小学校教員を対象にアンケート調査を実施した。本稿は、島根県の小学校教員の協力により寄せられた146校146人からの回答の一部を紹介するとともに、調査結果に関する考察を加える。回答結果からは、実際に活動に取り組む上での負担や英語への不安等がみられる一方で、担当教員は、外国語活動の導入に伴い子供たちに肯定的な変化があることをみとっており、教員として取り組む困難さがある一方で、子供たちにはよい影響があると捉えられていることが分かる。改善・解決すべき課題をふくめ、教育学部に身をおく立場として、学校や現場の教員にどのような支援が出来るか、これからの教員を育てるにあたり、どのような準備が必要かも考えていきたい。

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