地域での暮らしを支援する看護師養成プログラムにおけるリアルな家での体験から導かれた学び

書誌事項

タイトル別名
  • チイキ デ ノ クラシ オ シエン スル カンゴシ ヨウセイ プログラム ニ オケル リアル ナ イエ デ ノ タイケン カラ ミチビカレタ マナビ
  • Learning from real-life home experiences in a nurse training program to support community living

この論文をさがす

抄録

type:TOHO University Scholarly Publication

実践報告

[目的]TOHO いえラボを利用して3コアプログラムを実施し、コアプログラム受講時と、受講後のフォローアップでの看護師に対するアンケートから得られた、リアルな家という学習環境での学びの内容について報告する。[方法]TOHOいえラボを利用した3コアプログラム受講時に各プログラムを受講した看護師から得られたアンケート70部と、3コアプログラム受講後半年から2年程度を経たフォローアップで得られたアンケート34部から、どのような学びがあり、その学びをプログラム受講後の実践でどう活用しているかに関する内容を抽出、コード化し、類似する内容をカテゴリー化した。[結果]プログラム受講直後では、【生活と生活する対象者をイメージする】【対象者の生活をアセスメントし具体的に思考する】【これまでの実践を振り返り今後の対象者への向き合い方を考える】【家のリアルな生活空間が学習者たちにもたらす強みと弱み】という4カテゴリー、受講後のフォローアップでは、【対象者の望みを尊重し生活背景を理解するよう支援する】というカテゴリーが抽出された。[考察]TOHOいえラボという学習環境で生活を具体的に感じ、看護の対象者が生活者であることを改めて理解し、対象者の持つ力を活かし、暮らしや望みを見据え、多職種と連携しながらケアを提供できる力を養うことに貢献し得ることが示唆された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ