書誌事項
- タイトル別名
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- Responding to the Potential Needs of Disaster Victims : How Local Volunteers Take Initiative in Emergent Network Organizations
- ソウハツ ネットワーク ソシキ ニ ヨル センザイテキ ニーズ ヘノ タイオウ ヒサイチ ジュウミン ボランティア ノ イシキ ニ チャクモク シテ
説明
一般論文
近年、災害時におけるボランティアの組織化の動きが活発になり、ボランティア活動の秩序が重要視されている。一方で、ボランティアの活動を効率的に調整するだけでなく、ボランティアの被災者ニーズに対応する創造性を見出すことも求められている。これらの点を踏まえて本稿では熊本地震後、「最も小さくされた人々に偏った支援を行う」ことを行動原則に掲げる地元主導のネットワーク組織の事例を取り上げる。当該組織が潜在的ニーズに対応するという活動領域を確立するまでの2つの象徴的な活動現場の実態に迫り、被災地住民ボランティアが被災者支援の意識を形成していく過程やその変化を捉える。このような寄せ集められた災害支援の初心者が、行政や被災者同士からの自己責任論調に抑圧されている「見えにくい被災者」の声に触れることによって、彼ら彼女らがその声を代弁し、顕在化しようとする当事者意識がみられた。一方で、支援意欲が強すぎるあまり、必ずしも被災者に寄り添っていない場面が発生してしまったことを顧みて、準・公的組織と手を携えて支援体制を整える経緯を示した。
収録刊行物
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- 災害と共生
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災害と共生 4 (1), 115-131, 2020-09
「災害と共生」研究会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224818691200
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- NII論文ID
- 120006887535
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- DOI
- 10.18910/77182
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- ISSN
- 24332739
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- HANDLE
- 11094/77182
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN