書誌事項
- タイトル別名
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- The priming effects on the visually elicited escape behavior
- シカク ユウハツセイ ノ トウヒ コウドウ ニ オケル プライミング コウカ
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説明
知覚的プライミング効果は,視覚刺激の場合には後側頭葉の視覚皮質をはじめとした中期から後期段階の処理を担当する皮質がその神経基盤と考えられている。しかしながら,比較的初期段階の関与も示唆されてきた。そこで本研究では,逃避行動を誘発する初期視覚系の神経基盤の解明が進んでいるカエルを用い,視覚刺激に対する逃避行動においてプライミング効果とその神経基盤を解明するためのプラットフォームを構築することを目的として行動実験を行った。その結果,単独では逃避行動を誘発しないプライミング刺激の呈示が,後続する刺激による逃避行動の誘発を増強することがわかった。また,プライミング刺激の効果は後続刺激との関係性に依存して変化し,生態学的な文脈依存性を持つことが示唆された。
収録刊行物
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- 専修人間科学論集. 心理学篇
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専修人間科学論集. 心理学篇 10 1-5, 2020-03-15
専修大学人間科学学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224831228800
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- NII論文ID
- 120006866785
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- NII書誌ID
- AA12515444
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- NDL書誌ID
- 030539655
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- ISSN
- 21858276
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles