自閉症児の母親が感じる心的負担に関する先行研究の概観

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タイトル別名
  • An Overview of the Scholarly Literature Regarding the Mental Burden Perceived by the Mothers of Children with Autism
  • ジヘイショウジ ノ ハハオヤ ガ カンジル シンテキ フタン ニ カンスル センコウ ケンキュウ ノ ガイカン

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抄録

本研究は、自閉症児の母親の心的負担に関する先行研究を概観し、得られた知見を整理することを目的としている。分析視点は、①障害のある子どもの母親の心的負担を測定するための心理尺度はどのような尺度が開発されてきたか、②それらの尺度によって自閉症児の母親の心的負担について、どのようなことが明らかになったか、③自閉症児の母親の心的負担を軽減するための有効な支援としてどのような支援が指摘されているかとした。①について、障害のある子どもの母親全般を対象とした尺度開発は盛んに行われていた。しかし、自閉症に特化した尺度はあまりなかった。②について、自閉症児の母親の心的負担の特色として、「他の障害種の子どもの母親に比べて、相対的に高いこと」、「子どもの幼児期に高いこと」、「子どもの問題行動に由来する心的負担があること」、そして「子どもとの愛着形成の困難さに由来する心的負担があること」が明らかになった。③について、自閉症児の母親にとって「診断告知における配慮」や「同じ立場にある母親とのつながり」が有効な支援であった。

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