性周期に伴なう総体水分量の変化

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タイトル別名
  • Change of Total Body Water During Menstrual Cycle
  • セイシュウキニトモナウソウタイスイブンリョウノヘンカ

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抄録

1)女子において,月経期間中に総体水分量の変化が見られ,この変化は細胞外液相の変化によるものと考えられる。2)総体水分量を用いて身体構成成分を推定する場合,%FFM,%Fat値は,健康成人女性の月経周期中,約2%程度の差が見られた。3)月経周期中,月経期,卵胞期に比べ,排卵期,黄体期の方が総体水分量が多く,Progesterone,E2, Aldosteroneのいずれか1つ以上のホルモン濃度が,その期で高値を示した。4)血中,尿中Adrenaline濃度は総体水分量の高い期に高値を示し,特に尿中の濃度には有意差が認められ,交感神経が緊張亢進する期に総体水分量が増加する傾向が認められた。

収録刊行物

  • 健康科学

    健康科学 9 109-115, 1987-03-28

    九州大学健康科学センター

被引用文献 (1)*注記

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