一般病棟看護師のがん性疼痛に対する捉え方の検討 : 疼痛及び睡眠のコントロールが困難ながん患者の一事例から

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  • A study on the Perception of Nurses in General Hospital Wards to the Pain of Cancer Patients : Case Study of a Cancer Patient with the Difficulty to Control Pain and Sleep
  • イッパン ビョウトウ カンゴシ ノ ガンセイ トウツウ ニ タイスル トラエ カタ ノ ケントウ トウツウ オヨビ スイミン ノ コントロール ガ コンナン ナ ガン カンジャ ノ イチジレイ カラ

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抄録

本研究の目的は、疼痛と不眠を繰り返した一般病棟におけるがん性疼痛患者を事例として、 看護師ががん性疼痛をどのように捉えていたかを明らかにし、一般病棟におけるがん性疼痛 患者のトータルペインの理解に向けた具体的な課題を見出すことである。本事例の看護記録 と看護師の聞き取り調査を研究対象として、それらを質的帰納的に分析した。がん性疼痛患 者の理解には、痛みや睡眠などの身体的痛みに注目する傾向があった。また、心理・社会的痛 みに関する情報も部分的に獲得していた。しかし、これらの情報の意味が探求されておらず、 看護師間において有効に活用されていなかった。がん性疼痛を理解するには、得られた情報 の意義を理解するとともに、看護師間における情報の共有化が必要であることを考察した。

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