ホルモン投与により排精されたトラフグ精子の運動能

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タイトル別名
  • Sperm Motility of Tiger Puffer Takifugu rubripes during Spermination Induced by Hormonal Treatment
  • ホルモン トウヨ ニ ヨリ ハイセイサレタ トラフグ セイシ ノ ウンドウノウ

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抄録

1)養成トラフグからの採卵技術開発の一環として,ホルモン投与により排精を促した雄から精液を採取し,個体毎にスパマトクリットおよび精子運動時間の変化を調べた.2 )精巣が十分発達した3歳の養成雄親魚に,HCGとシロザケ脳下垂体の混合物を1回投与することにより.5尾中4尾でホルモン投与の翌日から排精が認められた.3) 30日間にわたり5尾から毎日採精を行った結果,スパマトクリット値は投与後約10日間は低い値を示し(30-59%),その後徐々に増加し23日目には全個体が80%を超えた.一方,精子運動時間は経過日数およびスパマトクリット値に関係なく. 30日間にわたり60秒前後で安定していた.4 )排精している雄10尾から一定時間間隔で短期的に連続採精した結果,実験期間中(24時間)のスパマトクリット値は29-83%と個体聞で大きな幅が認められたが,同一個体内では安定していた.また,運動時間はいずれの個体でも60-80秒で安定していた.

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被引用文献 (1)*注記

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