科学技術文明の視角と方法論を求めて : 鳥葬と臓器移植、そして国家

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タイトル別名
  • Towards the Perspective and Methodology to Elucidate Modern Technology-oriented Societies

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抄録

先進国型社会は, 人類史上異様な文明段階に入ってきている. この異様さを視覚化するための一法は, ヒマラヤ奥地の生活と先進国の生活とを同時に視野に入れ考察することである. チベット奥地での死の意味と現代医療との衝突, 奥地の水系に散乱するプラスチック. これらの事実は, 現代諸技術の背後には, その使用に見合った社会体制が付随していることを主張する. 現代社会を禁欲的な消費社会に変換しなければならないとすれば, 国が国民の生活様式を定めこれが守られているブータンは, 人類の未来にとって貴重な実験国家であることになる.

収録刊行物

  • ヒマラヤ学誌

    ヒマラヤ学誌 3 218-223, 1992-05-17

    京都大学ヒマラヤ研究会

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390009224839898624
  • NII論文ID
    120005465741
  • NII書誌ID
    AN10392447
  • DOI
    10.14989/hsm.3.218
  • HANDLE
    2433/185541
  • ISSN
    09148620
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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