インドネシア・パプア州低地バデにおける暮らしと文化 : 文化人類学と医療調査の連携を探る予備的研究

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タイトル別名
  • Lifestyle and Culture in Bade, Lowland Papua, Indonesia; A Preliminary Study for the Collaboration between Cultural Anthropology and Medical Research

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抄録

本稿は2012年3月6日から3月16日までインドネシアのパプア州南西部の先住民族アウユの居住地域で実施した文化人類学的予備調査の成果である. この調査は, 医学調査及び食・栄養調査と共同で行った. 前半は, ディグール川下流域の町バデとその周辺で調査を行った. ここでは, バデの町の地図を作成し, 町の主要な行政機関, キリスト教会(カトリックとプロテスタント), イスラム寺院, 市場などを観察した. ついで, 栄養調査の受診者のひとりの家庭を訪問し, その生活状況を見た. また, 近隣の湿地におけるサゴヤシからのデンプン採取とその調理を観察した. 後半には, イア川沿いの村々における医学調査に同行し, 家屋の構造, 地域の主要産業であるゴム生産と家計収入などの地域経済とその変化, 父系クランとリーダーシップなどの概要を調査した. 全体として, 文化人類学と医学・食と栄養学の共同調査の方法を探った.

収録刊行物

  • ヒマラヤ学誌

    ヒマラヤ学誌 14 228-241, 2013-03-20

    京都大学ヒマラヤ研究会・京都大学ブータン友好プログラム・人間文化研究機構 総合地球環境学研究所「高所プロジェクト」

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キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390009224839986944
  • NII論文ID
    120005466235
  • NII書誌ID
    AN10392447
  • DOI
    10.14989/hsm.14.228
  • HANDLE
    2433/186138
  • ISSN
    09148620
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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