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- 黒羽 亮太
- 京都大学大学院文学研究科博士後期課程
書誌事項
- タイトル別名
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- <Articles>The Historical Significance of the Enjoji-ryo : A Turning Point in the Sanryo (Imperial-Tomb) System of the Ritsuryo State
- 〈円成寺陵〉の歴史的位置 : 律令山陵制度の転換
- 〈 エンジョウジリョウ 〉 ノ レキシテキ イチ : リツリョウ サンリョウ セイド ノ テンカン
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抄録
山陵とは天皇の墳墓であり、その主体は遺体(遺骨) に他ならない。平安時代後期には、遺骨は山陵から寺院へと安置する場所を変えるが、このことは山陵が終焉し、新たに「寺の陵」が成立したことを意味するであろう。本稿では山陵に変わる新しい天皇陵のスタイルを<寺陵>と呼称することにしたが、かかる変化の画期は、一条天皇の<円成寺陵>の成立に求められる。山陵が陵戸によって管理されていたのに対し、<寺陵>においては寺院がこれを行うようになる。このことは山陵使の陵前儀式に最も端的にあらわれている。ここに律令山陵制度は大きな転換点を迎えることとなったが、一一世紀初頭に生ずるこの変化は、律令国家の転回とも対応するものと考えられる。
収録刊行物
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- 史林
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史林 96 (2), 288-315, 2013-03-31
史学研究会 (京都大学大学院文学研究科内)
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224846613632
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- NII論文ID
- 120006598697
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- NII書誌ID
- AN00119179
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- HANDLE
- 2433/240298
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- NDL書誌ID
- 024362050
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- ISSN
- 03869369
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可