中国の人文地理学における余暇研究の成果と動向 -- 都市部を中心に --

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  • 石田 曜
    京都大学大学院人間・環境学研究科院生

書誌事項

タイトル別名
  • Research trends of leisure studies in China’s human geography: A case of urban area
  • チュウゴク ノ ジンブン チリガク ニ オケル ヨカ ケンキュウ ノ セイカ ト ドウコウ : トシブ オ チュウシン ニ

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抄録

現在の中国において,人々の都市における日常生活での余暇にはどのように関心が払われてきたのだろうか。本稿では,中国における人文地理学の立場から得られた余暇研究の成果と動向を整理することを目的としている。改革開放以降,2000年まではレクリエーション資源の開発やその計画への提案が多い。2000年以降,行動地理学・時間地理学的研究や余暇と都市構造の関係を扱う実証的な研究が盛んに行われている。また,近年では余暇参加者の満足度や価値観を計量的に扱う研究がみられる。中国の人文地理学では余暇の時間的・活動的要素から価値的要素を扱うものが増加する傾向にある。

収録刊行物

  • 地域と環境

    地域と環境 14 51-62, 2016-12-28

    京都大学大学院人間・環境学研究科「地域と環境」研究会

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