<論説>漢代男子のかぶりもの

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タイトル別名
  • <Articles>Men's Head-gears in the Han 漢 Dynasty
  • 漢代男子のかぶりもの
  • カンダイ ダンシ ノ カブリ モノ

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説明

漢時代の社会、経済、日常生活などを研究する上の重要な資料として、豊富な絵画的、彫刻的な資料がある。これを歴史資料として利用し、そこに表はされた内容を問題にしようとする場合、中の人物の地位、職分を判定することが必須であるが、かぶりものはその主要な基準となるものである。筆者は主として後漢書輿服志の記述をもとにして、該当のものを絵画、彫刻資料の中から探し出し、一種の集成図の形にまとめた。長冠、委貌冠、皮弁、爵弁、韋弁、卻敵冠、緇布冠、法冠、建華冠、樊噲冠、巾、笠については新たに図のごときものをそれぞれアイデンティファイし、幘閲、通天冠、武冠類などについては従来の説を補足した。

収録刊行物

  • 史林

    史林 46 (5), 790-836, 1963-09-01

    史学研究会 (京都大学文学部内)

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