<研究ノート>ランカスター朝における庶民院の立場
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- 尾野 比左夫
- ノートルダム清心女子短大助教授
書誌事項
- タイトル別名
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- <Note>The Commons in the Lancastrian Parliament and their Development
- ランカスター朝における庶民院の立場
- ランカスター アサ ニ オケル ショミンイン ノ タチバ
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説明
英国憲政史上、ランカスター朝議会の発達は注目すべき現象と考えられ、重要な評価が下されているが、その本質については立ち入った考究は存在せず、同時にヨーク・テューダー朝議会との関連についても、明確な解答が与えられていない現状である。ランカスター朝治世は、一方において封建大貴族の権力集中した時期であるとともに、他方、テューダー絶対主義の藩屏たるジエントリ層の発芽・発展する時にあたり、議会においても、当然かかる事情が反映するはいうまでもない。本稿は右の事情を考慮しつつ、従来未開拓な分野であったランカスター朝議会の本質、ひいてはそのヨーク・テューダー朝議会との関連性について考察するが、その行程を、(一)庶民院と封建大貴族との関係-庶民院の王国統治上に占める位置、(二)議員の社会的基盤の変化-ジエントリ層の都市選挙区への進出状況、(三)第二節と関連して州・都市選出議員の基盤の同質性、の三節に分けて検討した。
収録刊行物
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- 史林
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史林 49 (6), 925-945, 1966-11-01
史学研究会 (京都大学文学部内)
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224848792832
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- NII論文ID
- 120006818627
- 40001877173
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- NII書誌ID
- AN00119179
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- HANDLE
- 2433/249905
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- NDL書誌ID
- 853609
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- ISSN
- 03869369
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可