<実践報告>大学必修英語科目での『学び合い』の試み --「対話を根幹とした自学自習」を目指して--

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書誌事項

タイトル別名
  • <Survey and Practical Report>Manabiai-style collaborative learning in a compulsory English course in university: Toward "autonomous learning driven by dialogues"
  • 大学必修英語科目での『学び合い』の試み : 「対話を根幹とした自学自習」を目指して
  • ダイガク ヒッシュウ エイゴ カモク デ ノ 『 マナビ アイ 』 ノ ココロミ : 「 タイワ オ コンカン ト シタ ジガクジシュウ 」 オ メザシテ

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説明

本稿は、筆者が2019年度前期に「英語ライティング-リスニング」で行った広い意味での協働学習である『学び合い』の理解を深めるために、「個体群的思考」、「心的システムの自己生成」、「コミュニケーション」の概念について理論的に整理したものである。併せて、その理論的整理の意義を示すためにそれら概念の教育的含意と筆者の実践結果も報告した。『学び合い』においては、学習者を類型的にではなくあくまでも一人ひとり異なる存在としてとらえ(個体群的思考)、学習者はそれぞれが自らの記憶に基づいた理解を構築するものであるから(心的システムの自己生成)、各自が自らにもっとも適した説明を得るためにあえて教師による一斉説明をできるだけ控えて学習者間での社会的協働(コミュニケーション)を促進しているという教育学的解釈を提示した。必修科目において学習者が「対話を根幹とした自学自習」を志向している可能性についても報告した。

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