九州初記録の魚類寄生虫チョウとコイ科魚類における重度寄生例

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タイトル別名
  • Argulus japonicus Thiele (Crustacea: Branchiura) from Kyushu, western Japan,with a note on its heavy infection of koi carp (Cyprinus carpio) and Japanese crucian carp (Carassius cuvieri)
  • キュウシュウ ハツ キロク ノ ギョルイ キセイチュウ チョウ ト コイカギョルイ ニ オケル ジュウド キセイレイ

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抄録

鹿児島県内で飼育されていたコイ Cyprinus carpio と斃死したコイ(ニシキゴイ),貯水池で採集した野生コイ,中岳ダム湖で斃死した野生ゲンゴロウブナ Carassius cuvieri の体表にエラオ類の寄生を確認し,それらをチョウ Argulus japonicus Thiele, 1900に同定した。これは,九州におけるチョウの初記録である。ニシキゴイとゲンゴロウブナにおけるチョウの寄生数は,それぞれ1尾当たり720個体と100個体以上に及び,両魚種の斃死に関与した可能性がある。

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被引用文献 (1)*注記

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