パーソナルデスクラボとICT活用による遠隔物理実験授業の実践報告

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タイトル別名
  • A practice of a distance physics experimental class using ICT tools and personal desk lab
  • パーソナルデスクラボ ト ICT カツヨウ ニ ヨル エンカク ブツリ ジッケン ジュギョウ ノ ジッセン ホウコク

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抄録

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[要旨] 千葉大学では、2007年特色GPの支援を受け、個人体験型物理実験キット(パーソナルデスクラボ(PDL))を開発した。PDLは、学生が1人で机上において物理実験を行うことができる装置で、それを用いると、普通の講義室で講義を受けながら一斉に実験することが可能となる。PDLは、本学だけなく、国内外の大学、放送大学、高校での実験教育、中学・高校教員の研修等に多数活用されている。我々は、この実績のあるPDLとテレビ会議システムを併用することで西千葉キャンパスから遠隔地である松戸キャンパスに物理実験授業を提供できると考えて、4年間に渡り試行してきた。全国的に遠隔で実験授業が行われている例は殆どない中(国立大学ではおそらく初)、試行錯誤を重ね、2016年度はSkype、ポータブル電子黒板などのICT機器も導入することで、遠隔地でも十分な物理実験授業を行えるという成果を得た。その実践報告と今後の遠隔実験教育の課題について述べる。

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