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[要旨] データ駆動型学習(Data-Driven Learning : DDL)とは,コーパス(言語データベース)から学習語を検索し,パソコン画面に現れた多様な英文用例を観察して学習者が自ら言語規制を発見する,明示的かつ帰納的な英文学習法である。これまでの研究で,DDLが文法知識の定着と保持に効果が高いこと,新しい文法規則に対する「気づき」の力の育成に寄与することなどを確認している。しかしながら,これまでのDDL実践では,目標言語材料の英文リストを教師から生徒へ提供し,発見学習を導くタスクを与えて「気づき」を得られるように仕掛けるという,いわば教師主導型の方法論をとってきた。そこで本研究では,生徒がより主体的に学習できるよう,膨大な用例を文法項目や言語機能ごとに分類し,ウェブ上で自由に検索・閲覧できる教育用例文コーパスSCoREを,中学校の英語授業に取り入れた。文法指導におけるDDLの新たな活用の可能性を探り,その効果と課題を検証する。
Journal
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- 千葉大学教育学部附属中学校研究紀要
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千葉大学教育学部附属中学校研究紀要 48 35-41, 2018-03-01
千葉大学教育学部附属中学校
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224858442496
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- NII Article ID
- 120006463617
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- NII Book ID
- AN10088945
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN