書誌事項
- タイトル別名
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- Price Dispersion and Fluctuations -Evidence from an Online Consumer Electronics Market-
- オンライン シジョウ ニ オケル カカク ヘンドウ ノ トウケイテキ ブンセキ
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抄録
本稿では価格比較サイト「価格.com」において仮想店舗が提示する価格と,それに対する消費者のクリック行動を秒単位で記録した新しいデータセットを用いて,店舗の価格設定行動と消費者の購買行動を分析した.本稿の主要なファインディングは以下のとおりである.第1に,店舗の価格順位(その店舗の価格がその時点において何番目に安いか)が1位でない場合でもクリックが発生する確率はゼロではない.ただし,価格順位が下がるとクリック確率は下がり,価格順位とクリック確率(の対数値)の間には線形に近い関係が存在する.この線形の関係は,消費者に店舗の好みがあり,消費者が自分の好みで店舗群の中で最も安い価格を提示する店舗を選択していることを示唆している.第2に,各店舗が提示する価格の平均値は,ドリフト付きのランダムウォークに従っている.これは価格変動の大部分が店舗が保有する在庫のランダムな増減によって引き起こされていることを示している.ただし,価格が急落する局面などではランダムウォークからの乖離がみられ,各店舗の価格づけの戦略的補完性が値崩れを招いている可能性を示唆している.
収録刊行物
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- 経済研究
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経済研究 59 (4), 317-329, 2008-10-25
岩波書店
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224868134016
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- NII論文ID
- 120004008892
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- NII書誌ID
- AN00070761
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- DOI
- 10.15057/21231
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- HANDLE
- 10086/19605
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- NDL書誌ID
- 9692579
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- ISSN
- 00229733
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可