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- KATSUBE Ken-ichi
- Department of Nursing, Faculty of Human Care, Tohto University
Bibliographic Information
- Other Title
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- 抗がん化学療法の最近の進歩
- コウガン カガク リョウホウ ノ サイキン ノ シンポ
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Description
日本社会の高齢化にともない、がんの発症率・死亡率の割合は増加する一方である。抗がん剤を用いた化学療法はがん治療の基本である。抗がん剤の開発の歴史は細胞周期を阻害する薬剤から始まったが、細胞周期に影響する薬剤は正常細胞の増殖にも影響する。そのため抗がん剤開発の目標は、がん細胞だけで働く特異的な分子を標的とする分子標的薬に向かった。その中で注目されているのはモノクローナル抗体を用いた薬剤である。モノクローナル医薬の中には、抗PD-1抗体のようながん免疫の活性化による根本的に新しい治療薬の開発もされた。今後は個人のゲノム解析情報に基づき、患者に適合した精密な抗がん化学療法の開発が模索されるだろう。(著者抄録)
Journal
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- 東都医療大学紀要
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東都医療大学紀要 7 (1), 1-8, 2017-03
東都大学
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224871223040
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- NII Article ID
- 120007017781
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- NII Book ID
- AA12551211
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- NDL BIB ID
- 028098110
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- ISSN
- 21861919
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Allowed