コロナ新時代における国際交流活動の展開 : 大阪大学におけるオンライン留学生リクルートの実践と課題

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  • International exchange activities at Osaka University in the Covid-19 Era : Practices and Challenges of Online International Student Recruiting
  • コロナ シンジダイ ニ オケル コクサイ コウリュウ カツドウ ノ テンカイ オオサカ ダイガク ニ オケル オンライン リュウガクセイ リクルート ノ ジッセン ト カダイ

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抄録

教育実践レポート

新型コロナウイルス禍のために,移動を伴う人的国際交流には厳しい制限が課せられた.一方で,対応策を講じざるを得ない状況のために,むしろ従来にない新しい方法を考え,実行する経験を通して貴重な教訓を得た.本稿では,大阪大学における「龍門窓口のオンライン申請システム」「オンライン留学説明交流会」「遠隔授業」といった「オンライン」による留学生リクルート活動の有機的な連携に関わる実践事例を紹介する.オンラインという手法は,これまで留学生リクルート活動に十分活用されていたとは言い難いが,コロナ禍のもとでの実践を通して,1)外国人在学生や卒業生,部局の教員など多様なステークホルダーの参加,2)学内リソースの関係者間共有,3)低コスト,等の利点が明らかとなった.さらに,経験を重ねるなかで,オンラインコンテンツの充足,留学生へのアウトリーチ活動を行う国・地域の拡大,異なる事業間の効果的な連携による相乗効果などの副次的なメリットも分かってきた.今後も試行錯誤と新たな取組を続けることが,コロナ新時代における国際協働ネットワークの強化や国際交流推進に寄与すると考えられる.

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