The Challenge to Shitsukan Management System : An effect of sub-pixel arrangement on subjective spatial resolution.

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[要旨] ディスプレイの多くはRGBサブピクセルからなる画素の集合によって構成され、その解像度は慣用的に総画素数で定義されてきた。しかしながら、近年、 RGBWやRGBYなどの複雑なサブピクセル構造を持つディスプレイが登場し、これまでの画素数で表される解像度と、知覚的な空間解像度(以下、解像感)が異なることが指摘されており、解像感の測定方法が新たに求められている。本研究では、RGBおよびRGBWのサブピクセル構造から構成されるディスプレイを対象として、それらの違いが解像感に与える影響を実験的に考察する。実験では、ストライプ刺激を用いて、ストライプ方向の違いとサブピクセル構造の違いによる解像感の差異を調べた。その結果、RGBサブピクセル構造では、垂直方向の解像感が水平方向よりも高い結果が示された。さらに、垂直方向の刺激に対して、RGBサブピクセル構造の解像感は、RGBWよりも有意に高いことが示された。これらの結果は、ITU-Rが最適な視聴距離として勧告している30cpdの画素密度に相当する視距離でも生じており、サブピクセル構造の違いが解像感に影響を与える可能性を示唆する結果となった。

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