ケアの倫理によるコミュニケーション行為における「聴くこと」の捉え直し : 学校における生活指導への示唆

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  • ケア ノ リンリ ニ ヨル コミュニケーション コウイ ニ オケル 「 キク コト 」 ノ トラエ ナオシ : ガッコウ ニ オケル セイカツ シドウ エ ノ シサ
  • Reconsidering “listening” in communicative action by a conception of the ethic of care : Implication for school life guidance

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本稿では,子どもたちの生活指導におけるケアと相互依存の関係性構築のための具体について示唆を得るべく,N.ノディングズのケアの倫理の非対称性概念からコミュニケーション行為における「聴くこと」の意義を析出した論考を検討した。検討を通して,①コミュニケーションにおいて聴くことがもつ積極的な意味を認識すること,②学校での生活指導の主たる場である学級活動を中心とした特別活動領域で,子どもたちの聴き合う関係づくりを中心に指導を行うこと,③生活指導における聴き合う関係づくりが,授業を対話的で応答的な学びの場にするためにも必要とされることが示唆された。

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