書誌事項
- タイトル別名
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- Expressions of Gratitude : Arigatou and Sumimasen : A Study of Communication Style of University Students
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説明
本稿は,日本語の感謝表現の「ありがとう」や「すみません」がどのように使い分けられているかを,大学生のアンケートにより考察することを目的としている。日本語は相手との上下関係,また親疎関係などによって表現が変化する言語であるが,それが感謝表現ではどのように表れるかを調査した。日本語の「すみません」には謝罪の他に感謝の意味もあるが,大学生は目上に対して恐縮の気持ちを含む「すみません」を感謝表現として使うケースが多かった。また,親疎関係にかかわらず,感謝の「すみません」よりも「ありがとう(ございます)」という直接的な表現を用いるケースが多い事も明らかになった。さらに,「すみません,ありがとうございます」という「謝罪+感謝」の構造を用いるケースも特に女性に多く見られた。大学生が「ありがとう」を感謝表現として積極的に使う理由や若者世代(大学生)の感謝表現に伴うコミュニケーション様式について考察する。
収録刊行物
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- 東洋学園大学紀要 = Bulletin of Toyo Gakuen University
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東洋学園大学紀要 = Bulletin of Toyo Gakuen University 26 (1), 55-68, 2017-08-15
東洋学園大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224894948864
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- NII論文ID
- 120006476568
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- ISSN
- 09196110
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1587/00000078/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles