不織アルミニウム繊維層の異方性を利用した熱伝達促進

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  • Heat transfer enhancement by means of anisotropy of aluminum fiber layers
  • フショク アルミニウム センイソウ ノ イホウセイ オ リヨウ シタ ネツデンタツ ソクシン

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説明

熱交換器の性能向上を目的として,アルミニウム繊維層を流路に設置する場合の効果を調査するために,伝熱実験と圧力損失測定を行った.本論文の目的は,アルミニウム繊維層の熱的な異方性が伝熱促進にどのように影響するかを明らかにすることである.すなわち,繊維の軸方向を伝熱面と平行にする場合と垂直にする場合の影響について調べた.実験の結果,アルミニウム繊維の軸を伝熱面に対して垂直方向に設置する場合には,極めて高い熱的な性能が得られることが分かった.すなわち,何も設置しない場合に対して,20倍もの熱伝達率が達成されることが明らかとなった.この伝熱促進は,かなり大きな圧力損失を払わねばならないものの,従来より使用されているコルゲートフィンに対し一桁高い値である.

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