国会における行政府監視機能の検証 : 国政調査に関する量的分析

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タイトル別名
  • An examination of monitoring function by the diet : quantitative analysis about legislative investigation
  • コッカイ ニオケル ギョウセイフ カンシ キノウ ノ ケンショウ : コクセイ チョウサ ニカンスル リョウテキ ブンセキ

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抄録

本稿は、国会審議における国政調査について取り上げ、その実態を明らかしたものである。衆参における比較を通じて、国会審議の国政調査の量に関する分析を試みた。分析の結果、明らかとなった点は次の三点である。一点目は、付託された法案数が多ければ国政調査の量自体が圧迫される委員会があるということである。二点目は、会期制が国政調査の量に貢献しているということである。これは我が国では会期不継続の原則があるために、臨時国会・特別国会においては国政調査を行なっているという実態があることを表している。三点目は、マカビンズとシュオルツによるパトロール型監視機能は一部の委員会(衆農水委、衆厚労委、参厚労委)において軽視されることを実証した点である。

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