民主主義論と参議院 : 民主主義論からみた参議院改革

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タイトル別名
  • Democratic theory and the House of Councilors : reform of the House of Councilors from the view point of democratic theory
  • ミンシュ シュギロン ト サンギイン : ミンシュ シュギロン カラ ミタ サンギイン カイカク
  • Democratic theories and the House of Councilors : reform of the House of Councilors from the viewpoint of democratic theories

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説明

本稿は民主主義論を通し、参議院及び参議院改革が如何に捉えられるか定性的に明らかにしたものである。近代以降の民主主義論を概観し、具体的には競争的民主主義論、参加民主主義論、ポリアーキー型デモクラシー、多数決型・コンセンサス型デモクラシー及び熟議民主主義論の考え方を明らかにしている。その上で、民主主義論と参議院との関係性を捉えている。また参議院改革の歴史を踏まえることで、参議院の位置づけが競争的民主主義とは非整合的であることを確認している。民主主義論及び参議院改革の経緯を概観した結果、今後の参議院改革の方向性を考えるなら、運用レベルの改革というより、抜本的な改革を伴う選挙制度改革であるといえる。改革の方向性としては多様な民意を反映する、衆議院とは異なる選挙制度を模索するものであると考えられるだろう。

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