地域福祉計画評価のための福祉コミュニティ意識尺度の開発 : 妥当性と信頼性の検証

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  • Development of sense of welfare community scale for evaluation of community planning for welfare : a study of the validity and reliability
  • チイキ フクシ ケイカク ヒョウカ ノタメノ フクシ コミュニティ イシキ シャクド ノ カイハツ : ダトウセイ ト シンライセイ ノ ケンショウ

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抄録

本研究は,地域福祉計画のアウトカム評価に焦点をあてて,参画による住民意識の変化を測定するための「福祉コミュニティ意識尺度」を開発することを目的とした。岡村重夫の福祉コミュニティ論に基づき,福祉コミュニティ意識に関する質問項目を作成し,内容的妥当性の検討や予備調査を行った。そして,272名より質問紙調査の回答を得,3因子二次因子モデルの構成概念妥当性を確認的因子分析により検討し,クロンバックのα係数を算出して尺度の信頼性を検討した。その結果,福祉コミュニティ意識尺度の妥当性と信頼性が統計学的に有意であることが明らかになった。この尺度は,「少数者への関心」5項目,「同一性の感情」3項目,「生活要求の充足に対する信念」4項目で,3つの構成概念・12項目となっている。本研究を通して,地域福祉計画への参加によって住民意識がどのように変化したかを実証的に測定する尺度が提案できた。

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