日中戦時下の女性運動 : 日本婦人団体連盟による「白米食廃止運動」

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タイトル別名
  • The women's movement during the Second Sino-Japanese War : an analysis of the federation of Japanese Women's Organizations' campaign to abolish the white rice diet
  • ニッチュウ センジカ ノ ジョセイ ウンドウ : ニホン フジン ダンタイ レンメイ ニヨル「ハクマイショク ハイシ ウンドウ」
  • 日中戦時下の女性運動 : 日本婦人団体連盟による白米食廃止運動

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説明

本研究は、日本婦人団体連盟が行った「白米食廃止」運動をとりあげ、国民精神総動員運動にどのような影響を与えたのかを明らかにした。日本婦人団体連盟は、婦選獲得同盟が中心になってつくった組織で、1920年代に行われた女性参政権運動の流れをくんでいる。同連盟は1937年につくられると、最初に脚気予防の観点から白米食廃止が重要と考え、国・東京府・東京市のそれぞれの総動員運動でとりあげられるように働きかけた。日本婦人団体連盟の活動の結果、「白米食廃止」は東京府の政策にはとりいれられなかったが、政府と東京市内の総動員運動にとりいれられた。

収録刊行物

  • 社会科学

    社会科学 45 (3), 105-131, 2015-11-26

    同志社大学人文科学研究所

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