長岡省吾による被爆資料の収集・公開・展示 : 広島平和記念資料館開館前後の状況について

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タイトル別名
  • Collected, disclosed and displayed atomic bomb objects by Shogo Nagaoka : situation before and after opening of Hiroshima Peace Memorial Museum
  • ナガオカ ショウゴ ニヨル ヒバク シリョウ ノ シュウシュウ コウカイ テンジ : ヒロシマ ヘイワ キネン シリョウカン カイカン ゼンゴ ノ ジョウキョウ ニツイテ
  • 長岡省吾による被爆資料の収集公開展示 : 広島平和記念資料館開館前後の状況について

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抄録

地質学者・長岡省吾が1945年から58年の間に収集した被爆物の内容とその展示法の変遷を詳述した。彼の収集は空中爆心地を特定するための鉱物に始まり、衣服や日用品など死亡した被爆者関連物に広がり、最終的にはケロイドや白血病関連など今を生きる被曝者に焦点を当てるものに変わっていった。展示法は、途中から原子力の平和利用関連の啓蒙的展示物が加わったこともあり、専門家を対象とした比較対照型から大衆を意識したスペクタクルなものにと変わっていったことを明らかにした。

収録刊行物

  • 人文學

    人文學 (200), 1-67, 2017-11-30

    同志社大学人文学会

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