連体節と連体「の」との対応

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  • レンタイセツ ト レンタイ ノ トノ タイオウ

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抄録

一 はじめに : 連体修飾構造は、その主要な部分が、連体節によるものと連体助詞「の」によるものとによって占められるが、両者は別々に論じられることが多い。これらを統合して論じるのが望ましいことは言うまでもないが、連体「の」の研究が不十分にしか進んでいない現状では、全体的な考察をすることは難しい。本稿は、連体節の「内の関係」と、「外の関係」の「内容補充」と「相対補充」という三者に、それぞれに大まかに対応する連体「の」を加えることで、この三者の性格付けや分類法を検討するという方法を取り、ある程度の統合的な考察をめざす。

収録刊行物

  • 文学史研究

    文学史研究 51 44-58, 2011-03

    大阪市立大学国語国文学研究室

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