連歌の付合と本歌の典拠 : 連證集の典拠と成立とをめぐって

書誌事項

タイトル別名
  • レンガ ノ フゴウ ト ホンガ ノ テンキョ レンショウシュウ ノ テンキョ ト セイリツ トオ メグッテ

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説明

典拠の検証 : 和歌を本歌とする連歌の寄合を類集したものに、連證集がある。鎌倉末期の成立で、室町初期の写本が現存する。それが、中世文芸叢書の鎌倉末期連歌学書のなかに、翻刻されている。現存の写本には、錯簡と落丁とがあるらしいが、一六八の寄合の連歌について、その本歌となる和歌をあげ、寄合の事由を解明するという体裁になっている。この書物は、全般にわたって本歌を標示することと、例句を提示することで、付合の作法を指導する初学入門の著作であるという。……

収録刊行物

  • 文学史研究

    文学史研究 14 20-30, 1973-07

    大阪市立大学国語国文学研究室

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