通称「吉田の会」による地政学関連史料

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タイトル別名
  • ツウショウ ヨシダ ノ カイ ニヨル チセイガク カンレン シリョウ

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説明

解題 : 通称「吉田の会」は、京都帝国大学文学部地理学教室の小牧教授、室賀助教授を中心にして、軍部、将校OBの「皇戦会」からの資金援助を受けながら、吉田山の西麓、吉田上大路の民家を借り上げ、調査、読書会、研究会、本の出版を行なってきた、非公然の集まりのことをさしている。1939(昭和14)年から終戦時まで存在した。今回の史料は東京方面の古本屋で見つけられた資料の一部であり、執筆者と内容からして「吉田の会」が関わった作業を㊙のなかで活字化したものと推定される。このような推定のもとに本雑誌に翻刻することになったが、この史料の翻刻にあたっては後述のような問題を含むことは承知の上で印刷に付し、あえて日本の地政学研究に一石を投じることにした。……

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