天智天皇と皇位繼承法

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  • テンチ テンノウ ト コウイ ケイショウホウ

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抄録

一 続日本記の巻四、慶雲四年七月壬子条に載せる所の元明天皇即位の宣命に、『関も威き、近江大津宮御宇大倭根子天皇の天地と共に長く、日月と共に遠く、改るまじき常の典と立て賜ひ敷き賜へる法』という句がある。所謂『天智天皇の立て賜ひし常の典』であつて、その後表現はやゝ簡畧になるが、奈良朝では聖武・孝謙・桓武の三天皇の即位の宣命に見える。……

収録刊行物

  • 人文研究

    人文研究 6 (9), 737-747, 1955

    大阪市立大学文学会

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