災害サバイバルセルフケア行動の現状と課題 : 被災地看護師へのグループインタビューから

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  • サイガイ サバイバル セルフ ケア コウドウ ノ ゲンジョウ ト カダイ ヒサイチ カンゴシ エノ グループ インタビュー カラ

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本研究の目的は、東日本大震災を体験した看護師への聞き取りから、市民による災害サパイパルのためのセルフケア行動の課題を明らかにすることである。8名の対象者へのグループインタビューの結果、市民の災害サパイパルセルフケア行動の課題を以下のように見出すことができた。1)災害時初動態勢にあっては、「危機回避行動」が重要であること、2)災害急性期にあっては、避難所のマネジメントが重要であること、3)災害中期にあっては、住民の心身の健康管理が重要テーマとなること、4)復興期にあっては、希望の施策と自立の決意が課題となること、5)平穏期の課題は災害の備えであるが、あまりに辛い体験は忘れたいものであり、被災体験は防災に生かされないとの結論であった。したがって、被災体験を防災につなぐ検討が今後期待された。

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