Bibliographic Information
- Other Title
-
- ホケン イリョウ キカン キョウイク キカン ノ DV ボウシ シエン エノ トリクミ マサチューセッツシュウ オヨビ カリフォルニアシュウ カラ
Search this article
Abstract
I. はじめに : 家族内暴力問題への取り組みが先駆的であるとされるアメリカ合衆国でも、子どもの虐待への取り組みに長い時間がかかったように、DV(Domestic Violence : ドメスティック・バイオレンス)被害への支援およびDV防止の取り組みにも長い時間がかかった。DV防止の取り組みは、1960年代の女性への支援にDVも含めた支援から始まったと言われ、半世紀に及んだ。医療における取り組みに関してはさらに遅れて、1996年に始まった。DVは公衆衛生の問題であり全米の保健医療機関はDV問題に取り組むべき課題であると、前クリントン大統領によって方針が打ち出され、その結果DV関係に予算がおりるようになり保健医療関係者のトレーニングが各地で少しずつ始まった。わが国では2000年に制定された「配偶者からの暴力の防止と被害者の保護に関する法律(DV防止法)」で、医療の役割としてDV被害者の承認後の報告と情報提供の努力義務が明記された。しかし臨床において保健医療関係者の多くがDV被害者に遭遇しているにもかかわらず、保健医療関係者のDV被害者への対応は十分でない。その原因のひとつとして、DVに関するトレーニングが着手されておらず、教育の未整備がある(友田ら, 2005)。……
Journal
-
- 大阪市立大学看護学雑誌
-
大阪市立大学看護学雑誌 2 35-41, 2006-03
大阪市立大学大学院看護学研究科
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1390009224920417792
-
- NII Article ID
- 110006244351
-
- NII Book ID
- AA12017447
-
- ISSN
- 1349953X
-
- NDL BIB ID
- 8012024
-
- Text Lang
- ja
-
- Data Source
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles