垂直・水平錯視の研究(2) : 測定法を中心として

書誌事項

タイトル別名
  • スイチョク スイヘイ サクシ ノ ケンキュウ 2 ソクテイホウ オ チュウシン トシテ

この論文をさがす

抄録

(一) 所謂、垂直・水平錯視とは、同一対象が、方位により、そのみえの大きさを異にするという現象をさしている。(特に、垂直・水平方向に関連して扱われてきたので、この名称が与えられている。)例えば、物理的に等長の垂直線分及び水平線分が、それぞれ単独で、或は、正方形・十字形・L字形・T字形の如きstimulus patternとして提示されるとき、その相対的関係に於て一方が過大評価される錯視をさしている。そして、その錯視のあらわれ方は、両対象が特定のstimulus patternを構成するときは、そのstimulus patternのあり方により異ることは既に前論文山に於て述べた通りである。……

収録刊行物

  • 人文研究

    人文研究 12 (3), 235-247, 1961

    大阪市立大学文学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ