JF日本語教育スタンダードB1レベルの言語特徴についての検討 : 学習者による作文に基づいた分析

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書誌事項

タイトル別名
  • An investigation of the linguistic features of B1 level of the JF Standard for Japanese Language Education. : An analysis based on the writing data by Japanese language learners

抄録

本稿は,JF日本語教育スタンダードBlレベルの作文課題への解答データllO件を対象に,課題達成度別でどのような言語特徴がみられるのかを検討したものである。複数の教師による評価に基づいてデータを「達成群」「中位群」「不達成群」に分け,量的側面と質的側面から検討を行った。量的側面としては,文字数・形態素数・文数・漢字率を指標とする「記述量」と,内容語と機能語のGuiraud値を指標とする「語彙多様性」を分析した。質的側面としては,形態素解析やn-gramの結果から,相対的に達成群で特徴的なものを抽出した。分析の結果,達成群は不達成群よりも「記述量」の全ての指標,および,内容語のGuiraud値が有意に高いことが明らかとなった。また,形態素解析およびn-gramの結果から,達成群では作文で課されたBlレベルのタスクを遂行するうえで重要な言語特徴が頻出するとともに,活用に関連した文法形態素の多用が観察された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390009224930550784
  • NII論文ID
    120006414051
  • DOI
    10.24546/81010127
  • HANDLE
    20.500.14094/81010127
  • ISSN
    21876746
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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